日本都市ファンド投資法人(以下「JMF」)、産業ファンド投資法人(以下「IIF」)及びその資産運用会社である株式会社KJRマネジメント(以下「当社」または「KJRM」)は、当社の「人に 地域に 世界に 新たな価値を創造し続ける」というミッションのもと、「責任不動産投資を実践し、世界的課題の解決に貢献していく」という考え方に基づき、サステナビリティの重要性を強く意識し、積極的に取組みを進めています。
環境面において、企業による自然環境に及ぼす影響を評価し開示する枠組み「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」の公表や、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)の開催など、環境や生物多様性に関する取組みが今後の事業活動に大きな影響を与える重要なテーマとなっています。JMF及びIIFにおいては、この一年における特筆すべき事項として、カーボンニュートラルに向けたCO2排出量削減目標をさらに強化した温室効果ガス(GHG)排出量削減目標を新たに設定し、Science Based Target initiative(SBTi)から科学的根拠に基づく目標として認定されました。今後とも太陽光発電設備や再生可能エネルギーの導入等を進め、新たなGHG排出量削減目標の達成に向け積極的に取組みを推進していきます。
また、社会面においては、企業の競争力を高め持続可能な社会の成長を実現するため、サプライチェーン全体における対応が重要と認識し「サステナブル調達方針」を制定しました。お取引先の皆さまにも本方針に基づく調達の実施を期待し、サプライチェーン全体でのサステナブル調達の実現に努めます。加えて、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの更なる推進により、性別、人種、国籍、障がい、年齢、経歴等、さまざまな背景や考え方を持つ人財ひとりひとりの違いを尊重し、その能力を存分に発揮できる労働環境の整備に取り組んでいます。
ガバナンスにおいては、2001年4月に制定された企業倫理憲章及び役職員行為規範からなる倫理規程に基づき、高い倫理規範に基づく健全な経営を行っています。そのために、すべての役職員が法令やルールを遵守し、責任をもってその業務を遂行することにより、高い企業倫理を備えた会社として広く社会に認められるよう努力しています。
JMF、IIF及び当社は、資産運用を通じてサステナビリティ課題を解決し、持続可能な社会づくりに貢献するとともに、JMF及びIIFの中長期的な成長により投資主価値の向上を目指していきます。